借金解決の弁護士費用を払えない場合の対処法は

借金12

早期の借金解決をすることが家計を健全化して、平穏な生活を取り戻すことになります。債務整理を躊躇する理由には弁護士費用を払えないことがありますが、払えなくても債務整理の依頼はできます。借金を延滞している状態を続けていても永遠に問題解決にはならず、借金はますます膨らんでいくだけです。

借金問題は早期の解決を決断するほど多くの解決策が用意されるため、一日も早い対策をおすすめします。

初期費用を用意できなくても債務整理は可能

借金は借入総額が大きくなるほど、返済しても元金が減りにくくなります。

同一金利のローンで比較してみると、借入総額100万円と500万円では利息に5倍の差が生じてきます。ただしこれは同期間で完済した場合の話であり、実際は500万円のほうが返済に長期を要するので、実際に支払う利息は5倍を軽く超えるのが普通です。

特に無担保ローンは担保がないゆえに、借入総額が大きくなると返済は困難になります。例えば消費者金融は年収の3分の1まで借入できますが、現実的にここまで借りると返済は厳しいはずです。返済予定の立たない借金は、早かれ遅かれ債務整理が必要になると考えてよいでしょう。

債務整理をするタイミングは自分自身で決める必要があるので、自分で自分の背中を押すしかありません。債務整理をしようか考えているという方は、考えているのではなく悩んでいるのです。ひとりで悩んでいても借金は1円も減りませんから、早急に弁護士への相談を検討しましょう。

任意整理なら10万円以内で行えることが多いので、ある程度の貯金があれば大丈夫です。個人再生や自己破産は40万円以上の弁護士費用がかかるのが普通ですが、分割払いに対応してくれる事務所が数多くあります。初期費用が捻出できないという理由で相談を躊躇すると、借金はますます膨らんでいくので注意しましょう。

一時的に親から弁護士費用を借りる

親に経済力があるからと言って、安易に借金の肩代わりをしてもらうのは得策ではありません。肩代わりしてもらっても再び借金を繰り返してしまう人は多く、さらなる債務を抱えるというケースが多いです。自分で作った借金は自己責任において解決するのが筋であり、そのために用意されているのが債務整理です。

ただ債務整理は無料では行えませんので、初期費用だけ親から借りるという話は少なくありません。親に対して誠心誠意を持って借金のことを正直に話し、その上で援助を求めていきます。ただし親・兄弟から借りる方法にはリスクがあり、互いの関係が悪化してしまう可能性が高いです。

親族ほどお金のことで揉めやすいと言われていますから、これは最後の手段と考えるべきでしょう。そもそも人にお金を貸したいと考える方はほとんどいません。借金を払えない状態というのは返済能力がないため、そうした人に貸しても回収できる見込みは薄いからです。

また貸し手が急な出費に迫られた場合、借り手に対して一括返済を迫ってくる可能性があります。どうしても親から借りる必要性があるという方は、生活態度から家計管理まですべて見直していく必要があります。口先だけの言葉は信用されませんから、行動を持って示していくことが大切です。

着手金無料の法律事務所を活用しよう

着手金つまり初期費用が無料の法律事務所なら、手元にお金がなくても借金相談や債務整理を利用できます。債務整理は現在の返済能力に見合った債務まで減額する方法であり、整理後は経済的に一定の余裕ができるはずです。

弁護士費用は多くの事務所が分割払いに応じてくれるので、債務整理後に払えないという状況にはなりにくいです。ただ分割払いの設定は法律事務所の任意で決定されるので、導入していないケースはあります。支払い方法は法律事務所の公式サイトで確認したり、メール・電話連絡をしたりして確認してください。

弁護士は依頼者の利益を最優先するべき使命があるので、債務整理だけでなく弁護士費用の支払いに関しても融通をきかせてくれるはずです。例えば月3万円の弁護士費用を払えないという場合、1~2万円などの少額に抑えてくれる可能性はあります。

実際に債務整理の依頼をしてから分割対応していないなどと言われても困るので、ここは事前によく確認しましょう。毎月支払いする弁護士費用は余裕を持って見積もっておく必要があり、どうにか支払えると思える金額の3分の2くらいに抑えるとよいです。

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法テラスを活用して費用を抑える

日本司法支援センターは弁護士費用を払えない方のサポートをしてくれる機関です。法テラスの名称でおなじみで、弁護士費用の立て替え制度などを用意しています。また法テラスが紹介する弁護士に依頼することで、費用自体を抑えることが可能です。

ただし法テラスを利用する場合は、自分で弁護士を自由に選ぶことができません。借金相談・債務整理までの時間を要する欠点もあるので、早急に解決したい人は慎重に決めてください。自分で弁護士選びをして依頼する場合、早ければ即日で取立てを止められます。

延滞している借入先からの取立てが一斉にストップするので、日々の生活に平穏を取り戻すことができるでしょう。

連帯保証人付きのローンは注意

債務整理において慎重になるべきは、連帯保証人付きのローンを整理する場合でしょう。個人再生や自己破産はすべての債務が整理対象になるので、連帯保証人付きのローンだけ除外することはできません。つまり債務整理をすることで連帯保証人に取立てが行ってしまうのです。

近年は任意整理が注目されていますが、その理由は連帯保証人付きのローンを除外して整理できることにあります。ただし借金が膨れ上がってしまうと任意整理では解決が難しくなるため、借金がまだ少ない段階での債務整理をおすすめします。

借金を放置してはいけない理由は、放置するほど加速度的に膨れ上がっていくためです。初期の段階で整理すれば連帯保証人に迷惑をかけることを避けられる可能性があります。しかし弁護士費用を払えないからと躊躇していると、遅延損害金が加算されて個人再生や自己破産が必要になることが多いです。

遅延損害金は通常利息よりも大きいため、借金はあっという間に増えていきます。弁護士費用の支払いができなくても対処法はあるので、解決を先延ばししてはいけません。例えば遅延損害金が20.0%の場合、100万円の借金を1年間延滞するだけで20万円も増えてしまうのです。

連帯保証人のためにも、自分のためにも早めの相談をおすすめします。